• 一般社団法人床の滑り測定協会

協同組合防滑業振興協会 認定測定機関 一般社団法人床の滑り測定協会 協会概要

ごあいさつ

近年、歩道橋、駅の通路、ビルの玄関をはじめ各建築物の通路等において転倒による死亡事故が急増し、交通事故を上回り増加の一途をたどっています。厚生労働省の人口動態調査によると、転倒死亡者数は年々増加し続けており、原因としては高齢者社会という背景と、建築物(施設)の床面の経年変化が考えられます。

このような状況に対して、国土交通省は平成24年度バリアフリー新法「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準」を改訂し初めて、床の滑りに関する安全基準が示されました。これにより、床面の管理者は、安全基準を満たすべく努力(新築時は遵守)をしなければならなくなりました。

私共は「すべらない社会をつくる」をスローガンに設立し、上記法制化の一翼を担い、転倒事故を少しでも減らそうと活動しております。

一般社団法人床の滑り測定協会

代表理事 鈴木徹

協会概要

協会名称一般社団法人床の滑り測定協会
所在地〒164-0012
東京都中野区本町4-2-2
TEL:03-3381-2562
E-mail:info@nonslip.jp
代表理事鈴木 徹(スズキ トオル)
関連団体協同組合防滑業振興協会
業務内容 CSR測定業務
CSR測定結果報告書・証明書発行業務
すべり測定士資格認定業務
すべり測定士育成業務
滑りに関する資料・情報提供

転倒事故の実態

転倒事故によりお亡くなりになる方は、年々増加の一途を辿ります。下の表は、平成30年度不慮の事故の種類別にみた年齢別死亡数です。転倒事故が原因で、寝たきりになる、または普段の生活に支障をきたすことになったケースは、更に10倍近くの人数なるとの報告もあります。

転倒事故による死亡者数の増加は社会問題になりつつあります。高齢者の転倒事故が多く、メディアでも取り上げられることも増えております。近年では、交通事故による死亡者数を大きく上回っており、足元の安全の確保は急務となります。

階段・ステップのような段差による「転倒」、建造物からの「転落」以上に、同一平面での転倒事故が増加し続けています。床材の経年によるもの、多様な床材により滑りの差が生まれたこと、考え得る原因は多々あります。

転倒事故のリスクの多くは身近なところに潜んでいます。

転倒・転落総数
スリップ・つまづき及びよろめきによる同一平面上での転倒7,644人
階段及びステップからの転落及びその上での転倒555人
不慮の溺死及び溺水総数
浴槽内での及び浴槽への転落による溺死及び溺水5,690人

新たな床の滑りの指標「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準」

バリアフリー新法、正式名称「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」の改定に伴い、建築設計標準には新しく、床の滑りに関する明確な数値目標が示されることとなりました。

国土交通省のHP内には、「主な改訂内容としては、これまで記載されていなかった床の滑りに係る評価指標及び評価方法等について記述を充実したほか、」との記載があります。

以下「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準」抜粋

4.10 床の滑り

床の材料及び仕上げは床の使用環境を考慮した上で、高齢者、障害者等が安全かつ円滑に利用できるものとする。

(1)履物着用の場合の滑り
床の種類 単位空間等 推奨値(案)
履物を履いて動作する床、路面敷地内の通路、建築物の出入口、屋内の通路、階段の踏面・踊場、便所・洗面所の床C.S.R=0.4以上
傾斜路(傾斜角:θ) C.S.R-sinθ=0.4以上
客室の床C.S.R=0.3以上
(2)素足の場合の滑り(※ここでは大量の水や石鹸などがかかる床を想定)
※当協会では、履物着用の場合の滑りのみの取り扱いとなります。
床の種類単位空間等推奨値(案)
素足で動作し大量の水や石鹸水などがかかる床浴室(大浴場)、プールサイド
シャワー室・更衣室の床
C.S.R・B=0.7以上
客室の浴室・シャワー室の床C.S.R・B=0.6以上
(3)滑りの差
突然滑り抵抗が変化すると滑ったりつまずいたりする危険が大きいため、同一の床において、滑り抵抗に大きな差がある材料の複合使用は避けることが望ましい。

※ご注意ください!

国土交通省ガイドラインや各県の条例に記載のある履物着用時の「CSR値」は、「JIS A 1454」に準拠した数値です。メーカー様のカタログ等に記された「CSR値」には、「JIS A 1509」に準拠した数値もございますので注意が必要です。

当協会の役割

JIS A 1454の規格に則った滑り性試験の実施

当協会では、JIS A 1454の規格の則り、公正に、床の滑り抵抗係数(CSR値)を測定いたします。

第三者機関として滑り抵抗係数(CSR値)を測定

携帯型試験機「ONO・PPSM」

当協会では、JIS A 1454の規格に準拠した滑り試験機「ONO・PPSM」と互換性のある携帯型滑り試験機「ONO-PPSM」を用いて、 新たな床の滑りの評価指標「CSR:Coefficient of Slip Resistance」を測定します。
一般社団法人床の滑り測定協会では、JISの規格に則り、第三者の立場で、この「CSR値」の測定を行います。
当協会では、試験体によるCSR測定のみでなく、ご指定の床のCSR測定も行っております。

※当協会では、床のCSR値を客観的に測ることを目的としているため、安全・危険の判定や合否の判定を報告書に記載することはお断りしております。

測定結果報告書の発行

CSR'値の測定が完了次第、「ONO・PPSMによる滑り性試験報告書」の発行を行っております。この報告書は、裁判資料として、また公官庁への証明書としても採用されています。

現地で行うCSR値測定 報告書サンプル【PDF】

試料(サンプル)で行うCSR値測定 報告書サンプル【PDF】

「すべり測定士」の資格認定・育成

すべり測定士資格証

当協会では、正確に滑り抵抗係数(CSR'値)の測定を行うため、「すべり測定士」資格認定制度を導入しております。
高齢者社会に伴う滑り転倒事故防防止に向け、当協会では、「すべり測定士」の育成は最重要課題と考えます。現在、「すべり測定士」不在の地域もあり、協力者を得る活動にも注力しております。
「すべり測定士」に関するご質問などはお気軽にご相談ください。
※「すべり測定士」は当協会の登録商標です。

CSR'(滑り抵抗係数)値測定 主要事例

当協会(協同組合防滑業振興協会、協会員測定も含む)にご依頼いただきましたCSR'測定の一例です。国や各県の条例で、CSR'値(滑り抵抗係数)を採用したことにより、多方面より、滑り性試験のご依頼をいただいております。防滑改修工事に伴う効果測定を目的としたCSR測定、物件管理のため、また転倒事故に伴う裁判資料作成のため、など目的は様々です。床のCSR'値を知ることは、転倒事故を防ぐ大きな一歩となります。

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【主な実績】

公官庁、床材メーカー、設計事務所、建設会社、駅などの公共施設、飲食店、弁護士、商用施設、裁判所、老健施設、個人宅