〒164-0012 東京都中野区本町4-2-2
TEL:03-5342-0288【9:00-17:00】【土日祝日除く】
Email:info@slip-csr.jp
高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準の中で、床の滑りに関する評価指標が記載されております。
床の滑りの指標として、JIS A 1454(高分子系張り床材試験方法)に定める床材の滑り性試験によって測定される滑り抵抗係数(C.S.R)を用いる。
■履物着用の場合の滑り 日本建築学会※の推奨値(案)
| 床の種類 | 単位空間等 | 推奨値(案) |
| 履物を履いて 動作する床、 路面 |
敷地内の通路、建築物の出入口、屋内の通路、 階段の踏面・踊場、便所・洗面所の床 |
C.S.R=0.4以上 |
| 傾斜路(傾斜角:θ) | C.S.R-sinΘ=0.4以上 | |
| 客室の床 | C.S.R=0.3以上 |
床の滑りの指標として、JIS A 1509-12(陶磁器質タイル試験方法−第12部:耐滑り性試験方法)に定める耐滑り性試験方法によって測定される素足の場合の滑り抵抗値(C.S.R・B)を用いる。
■素足の場合の滑り 日本建築学会※の推奨値(案)
| 床の種類 | 単位空間等 | 推奨値(案) |
| 素足で動作し 大量の水や 石鹸水などが かかる床 |
浴室(大浴場)、プールサイドシャワー室・更衣室の床 | C.S.R・B=0.7以上 |
| 客室の浴室・シャワー室の床 | C.S.R・B=0.6以上 |
突然滑り抵抗が変化すると滑ったりつまずいたりする危険が大きいため、同一の床において、滑り抵抗に大きな差がある材料の複合使用は避けることが望ましい。