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BPNとCSR測定

英国式ポータブル・スキッド・レジスタンス・テスターで測定するBPN値については、各自治体のマニュアルなどに採用されている場合があります。

BPN値は、測定方法・基準値ともにISO規格、JIS規格に盛り込まれていないこと、また、BPN値が車道(アスファルト)に対する測定値であり、人の歩行を想定していないこと、CSR値との相関性も確認できておりません。

このことから、床の滑り測定協会では、実際の人の歩行動作に伴う『すべり』を最も適切に表現できる評価指標として考えられるCSRでの管理を推奨しております。

BPN値とCSR値

名称ONO・PPSM測定機
滑り抵抗係数(CSR測定)
振り子式スキッドレジスタンステスタ
動摩擦係数測定(DCOF)
ONO・PPSM測定機 振子式スキッドレジスタンステスタ
数値表示単位C.S.R(Coefficient of Slip Resistance) BPN(British Pendulum Number)
BPN=0.00(最小値)〜150.0(最大値)
測定原理 靴底を模した30cm2の滑り片に、約20kgの荷重をかけ、斜め18°上方に引っ張り、滑り抵抗係数を測定 振り子の先端にゴム製のスライダーを取り付け、振り下ろしたときのスライダーが、測定面を通過する際の抵抗値を測定

BPN(すべり抵抗性)

舗装道路で車両がブレーキをかけたとき適切な距離内で停止できるように、十分な摩擦を与える混合物の表面能力のことで、アスファルト量が多すぎると急激にすべりやすくなります。

アスファルト混合物やセメントコンクリートで舗装した路面のすべり抵抗性を測定するために、以下の2種類が利用されています。

・振り子式スキッドレジスタンステスタ(BPN)

・すべり抵抗測定者による方法

すべり抵抗性能は、走行車両の安全性を担保する性能要件であり、この試験で得られるBPNは、一般には自動車の走行速度「30マイル(約50km)/h」の横滑り摩擦係数と相関があるといわれています(路面がぬれた状態)。

CSR(すべり抵抗係数)

すべりを測定するための試験機(O-Y・PSM/ONO・PPSM)は、東京工業大学で研究開発されたもので、人の歩行開始時に蹴り出す状況を機構として取り込んでいます。

他の試験方法に比べ、人が歩いた時の感覚を最も忠実に数値化できるといわれています。

平成21年には「東京都福祉のまちづくり条例 施設整備マニュアル」に、すべり抵抗係数(CSR)値が採用されました。

また、平成24年には、「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」(バリアフリー法)にも推奨CSR値が記されました。

これにより、設計者・施工者・管理者等は、CSR値を満足する設計・施工・管理に努力されています。